こんにちは。栃木県宇都宮市のきむら鍼灸の不妊カウンセラー鍼灸師の木村です。

不妊治療のスケジュールは

結婚してから・・・

「あれ?おかしいな。結婚して夫婦生活があれば子どもができると思っていたのに・・・」

 

1 婦人科受診

2 夫婦で不妊スクリーニング検査

3 タイミング指導

4 人工授精

5 高度生殖医療(体外受精・顕微授精)

と進んでいきます。

前回のコラムでは、まずは検査を受けましょう、というお話をしました。

今回はタイミング指導についてお話します。

不妊治療では、月経と排卵がキーポイントになります。すべての治療において、女性の体内で起こる排卵が基準となります。

婦人科では、超音波検査にて排卵の時期を予測しながら、性交のタイミングを指導します。排卵の36時間前頃の性交が妊娠しやすいというデータがあります。男性の精子は2~3日間は子宮内で待ってもらえますが、女性の卵子の受精能力は24時間前後といわれております。
なので、世の中の状況と一緒!?で「男性が女性を待つ」ことになります。性交は排卵日の36時間前を基準として、1日おきを5回以上取れるのが理想です。(そのとき1~2回だけでは、なかなか厳しいようです)

もし薬剤師から購入できる排卵検査薬を使用するならば、最も陽性になったとき(=LHサージがおきている)が排卵36時間前と考え、そこが基準となります。しかし、36時間前がいつになるかわかりにくいので、基礎体温などを参考に排卵と予想される頃の5~6日前より1日おきで夫婦生活をとることをおすすめします!!

婦人科クリニックでは排卵予想される頃に、何度か受診をすることになりますが、費用は数千円程度です。
初診時の既往歴や年齢にもよりますが、半年位タイミング療法で妊娠できなかった場合は、次のステップの人工授精を主治医よりすすめられます。

鍼灸治療では子宮の血流を良くして、子宮内膜の肥厚と、受精卵を受け入れられる環境づくりを目的とした治療を行います。具体的には、学会発表で報告された(子宮の血管抵抗が低下した→すなわち子宮の血流が良くなった)手法を用いて、施術を行います。
詳しくは気軽に聞いてくださいね。

 

<ワンポイントアドバイス>

妻からの「今日は排卵日よ・・・・」は男性にとって、プレッシャーになる方がいらっしゃいます。「このセリフ!?以外で表現する方法はありますか?」と聞かれることがあります。

そんなときは、トイレにカレンダーを置いて、排卵日に特定のマーク(例えば、ハートなど)を印するのをはいかがでしょうか??