こんにちは自治医大前鍼灸院スタッフの島です。
今回はタイトルで既に内容をお察しいただけた方も多いのではないでしょうか?
今回は鍼のみで本気でむくみをとるとどのような変化が出るのか実践してみました!
10月に入り、秋の冷え込みを感じられる季節になってまいりましたが、
朝晩の寒さと昼の時間帯の暖かさで、毎日の洋服選びに悩みます。
この寒暖差は、気づかないうちに体を冷やし、全身の不調につながりやすいと考えられています。
足が冷えると、冷たい血流は体幹に運ばれ、内臓を冷やし体の負担になります。
冷えだけが原因ではないものの、月経痛や頭痛、腰痛などが慢性的にある方には
足や肩、首などの冷えが見られることが多いです。つまり
足の冷えや体の血流を定期的に良くすることは、様々な体の不調を予防することに繋がります。
今回のむくみ取りでは、あん摩マッサージ指圧を使うこともできますが、
鍼のみの効果を見ていきたいので鍼のみでやっていきたいと思います。
そしてこちらが今回むくみを取っていく足です。
(施術前)
全体的にむくんでいます。足首や足先に冷えがあり、なんとなく色がくすんでいます。
この足のむくみや冷えの原因は主に立ち仕事による血流の悪さです。
さっそく鍼を打って血流を良くしていきましょう!
(※鍼施術は鍼灸師免許取得の施術者が担当しています。
無資格者による鍼施術は危険ですので真似しないでください。)
(打つ箇所図)
筋量が多い大腿部と、冷えやすい下腿内側に刺鍼を行います。
刺鍼を行い、置鍼時間を10分程度設けます。
刺鍼直後ははっきりとしませんが、徐々に足にポカポカ感が出てきました。
(置鍼風景)
だいたい鍼を1時間ほど打ちました。
6つの部位に鍼を打ち終えた直後の足がこちらです。
(施術前との比較)
あきらかに足の色が良くなっているのが分かります。
触ると温かみがあり、冷え切っていた足首に冷えはありません。
並べてみると変化が分かりやすいです。
この後、この足は主に立ち仕事をして一日働きましたが、寝る時までスッキリ感が続きました。
夕方の足の重さや寝る前のだるさがなく、足の軽さが出て快適に過ごすことができました。
さて今回むくんだ足に鍼を打ってみた結果ですが、
血流の改善により、かなりスッキリして快適になることが分かりました。
肩こりなどもそうですが、足は好き好んでむくんでいるのではなく、
一日中頑張って働いたり、体内の水分量などを調節するためにむくんでいます。
セルフマッサージなどでむくみを取ってあげることで頑張った自分を褒めましょう。
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
今回かなり効果が感じられたので、週に一回程度続けていきたいと思います。
それでは残りの季節もご自愛ください、島でした。