【主訴】

挙児希望

 

【既往歴】

子宮内ポリープ

 

【現病歴】

X-3年結婚。

X-1年にクリニックを受診し体外受精を実施。

X年4月に胚移植をするが胎嚢、心拍確認後に9週で稽留流産。

X年胚移植を控え、妊娠の確率を上げたいと思い当院に来院。

 

【その他症状】

背部のコリ 足の冷え 就寝時の食いしばり

 

【治療方針】

凍結胚移植予定があるため子宮循環改善と免疫寛容を目的として治療を行う。

 

【治療経過】

SLにて星状神経節と大赫へ照射。下腿と仙骨上に低周波鍼通電療法を行う。

背中のコリと足の冷えに対する治療も随時行った。

鍼灸8診目で胚盤胞移植を行い、その後妊娠反応陽性を確認した。

 

【考察】

胚移植に向けて子宮循環改善の治療を中心に行ったことで着床しやすい子宮環境につながったと考える。

9週で流産歴があるので9週~10週までは鍼治療を継続して行うことが望ましい。