【症例】43歳 女性 不妊症
【現病歴】X-2年クリニック受診、体外受精開始、採卵2回 移植3回実施
いずれも陰性。
X-1年クリニック転院、採卵2回(採卵数15 受精9個 凍結9個)
凍結胚はすべて胚盤胞。2個同時移植を3回行ったがいずれも陰性。
胚盤胞残り3個となり、X年11月に胚盤胞移植を控え、体質改善のため
9月に当院受診。
【所見】肩こり、足先の冷え、子宮内膜が薄い(最大7~8mm)
【治療・経過】初診時、体質改善のため自律神経の調整を目的とした治療、
子宮の循環改善を目的とした治療、自宅でお灸をして頂くための
セルフケア指導。
2回目、3回目は子宮の循環改善を中心とした治療を行う。
足が温かくなってきた感じがするとのこと。
5回目以降も移植までの期間同様の施術を行い、その間に2度ほど
レーザーのみの治療を行ってもらい、5回目の治療後、クリニックにて
内膜チェックを行ったところ内膜が9mmとのことで
X年11月に予定通り移植、移植日当日は内膜が10mmを越えたとの
報告を頂き、判定は陽性。
その後は着床の補助を目的とした治療を行い経過を観察している
【考察】移植前に定期的に治療を重ねることによって、自律神経が整い循環が改善する
ことで血流量が改善されたと考えられる