【症例】34歳 女性 不妊症
【現病歴】X-2年結婚、同年12月府に治療開始 X-1年子宮筋腫手術、
同年6月に卵管造影検査にて、卵管両側の閉塞を確認
同年10月に体外受精を行い(採卵2回、移植5回)陽性反応なし
X年9月クリニック転院し、着床不全検査にて抗リン脂質抗体陽性
採卵2回、移植1回行うも陰性
同年10月体質、冷え改善のため当院受診
【所見】頚の痛み 腰の痛み冷え 足の冷え
E2:37.2 FSH:12.0 LH:5.2 AMH:2.24ng/ml
寝つきが悪い
【治療・経過】初診時、寝つき悪く冷えが強かったため、全身の循環改善と自律神経の調整を目的とした治療、自宅で行えるお灸の指導を行った
前回後はよく眠れたとのこと、冷えは大きな変化はなかった
2回目からは移植に向けての子宮周囲の循環改善を目的とした治療を中心に行った
5回目には体が楽になってきたとのこと、その後初期胚2個同時移植(2分割 4分割)
を行い判定は陽性 判定後は着床補助の治療に切り替えた
【考察】鍼灸治療によって循環が改善されることにより睡眠が安定することが考えられる