こんにちは自治医大前鍼灸院スタッフの島です。
梅雨明けより早く、日中の気温が30度を超える日が出てきて、
夜になっても気温や湿度が高く、寝苦しい季節になりました。
ところで皆さん普段、就寝中に枕は使っていますか?
最近では枕の中身の種類もたくさんあり、綿、羽毛、ウレタン、パイプ、ビーズなどなど…
主な代表的な素材は15種類、そこに会社独自の素材などを含めると20種類を超えてきます。
その中でも日本で伝統的に使われている素材といえば、そばがら枕が代表的ではないでしょうか。
そばがらとはその名の通り植物のそばを収穫し、乾燥させそばの実を取った後に残る殻のことです。
その後、ゴミや付着物を取り、きれいに洗浄されて枕の素材になります。
殻とはいえ、れっきとしたそばの一部なのでそばアレルギーの方は使えません。
元来そばの実を守るための殻なので、枕にした際はしっかりと頭が安定する硬さが特徴です。
枕が柔らかすぎると、寝ている状態から頭が下に沈み頸椎への負担が大きくなり、
朝起きたときの首の痛み、寝違えなどに繋がりやすいので、
もし、普段柔らかい枕を使っていて、朝に首が痛くなりやすいなどに心当たりがある方は、
枕の硬さを調整するといいかもしれません。
またそば殻どうしの凹凸の間にできる隙間によって通気性も良く、
蒸し暑いこの時期も快適に眠ることができます。
余談ですが、よく鍼治療を受けると眠たくなる方がいらっしゃいますが、
これは鍼を打つと筋肉の緊張が取れる、微小な傷を治す力が働くことで血流が良くなり、
副交感神経が働いて眠くなりやすというメカニズムがあるからです。
眠さ、だるさの程度はその日の体調、コリ具合がどれぐらいあるかの個人差が大きいので
鍼治療の効果に影響が出るわけではないのでご安心ください。
普段の睡眠も、体が一日に受けた疲れやダメージを修復するために必要なことです。
回復しきれないと疲れが体に蓄積して、コリや血流の悪さにつながるので要注意です。
妊活をされているご夫婦では、睡眠時間が十分に取れないとホルモンバランスが乱れ、
卵の育ちや排卵時期のずれ、精子の質の低下など体調に影響が出ることがあります。
ぜひご夫婦で、充分な睡眠時間の確保、また就寝中の冷え対策も行っていきましょう!
ここまで読んで頂きありがとうございました。
梅雨明け前でも熱中症にはお気を付けください。島でした。
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両院で来月からそばがら枕の取り扱いをはじめます!
今日はイメージイラストの一部を公開です⇩
詳しい内容は後日発表しますのでお楽しみに!