いつもきむら鍼灸のブログを見ていただきありがとうございます。先日、鍼灸治療を受けられているクライアント様よりよく聞かれる「卵の質」について述べさせていただきました。今回は「着床」について述べてみたいと思います。
なかなか着床しにくい方で、子宮内膜が厚くならない方が多くいらっしゃいます。体外受精で移植時の目安として、子宮内膜が最低7ミリ以上で行われることでしょう(クリニックによっては、6ミリ位で行われているところもあります。もし子宮外妊娠の場合、内膜が存在しない卵管に着床します。そのため、内膜の厚みは重視されないということでしょう。)。体外受精において、子宮内膜が7ミリ以上あるのとないのでは、妊娠率が有意に異なることが知られております。子宮の血流をよくすることと子宮内膜が厚くなることに関連があることから、子宮の血流をよくすることがとても重要になります。(2011年の日本受精着床学会で、胚移植前に子宮の血流があまりよくないと、着床しにくいという報告が発表されました。)
着床に向けて、当院では骨盤内循環(子宮の循環)を良くすることを目的として治療を行います。
●鍼灸治療
血流促進効果があるとWHOでも認められています。当院では不妊鍼灸の学術団体である不妊鍼灸ネットワークで研究・発表されている効果の高い手法を用いて治療にあたります。
●スーパーライザー
レーザー活性化治療(LLLT)は、血流促進、脳血流量約30%増加、血管を新生させます。また神経や血液を介してホルモンの分泌を高め、バランスよく機能することが期待できます。
●サンビーマー
人体から放出されている波長と同一波長を照射することにより、体を深部から温める効果があります。毛細血管が拡張することで、血流促進やホルモンのバランスを整える効果が期待できます。
骨盤内環境を整えることで着床できる身体づくりのお手伝いをさせていただいております。