【症例】42歳 女性 不妊症
【現病歴】X-6年結婚、X-4年7月から不妊治療開始、採卵数3個 分割胚にて移植
すべて陰性。
X-1年4月クリニック転院、採卵し1個の胚盤胞を凍結、12月に移植
陽性反応出るも5週で化学流産。
X年2月採卵したが受精せず、4月採卵数6個のうち2個胚盤胞到達し凍結
5月移植するも結果は陰性。
同年7月次の移植に向けての体質改善のため当院受診。
【所見】頭痛 肩こり 腰痛 足の冷え
【治療・経過】初診時、同月に移植を行うということで、自律神経調整と子宮周囲の循環 改善を目的とした治療を行った。移植までに子宮周囲の循環改善を目的とした治療を3回行ったが結果は陰性。
その後、採卵を行うとのことで今回からは卵巣の循環改善を目的とした治療を6回行った。
9月に採卵し(採卵数1 受精数1 凍結1)胚盤胞に到達したため11月に移植することになる。
それまでに、7回子宮周囲の循環改善を目的とした治療を行い、体質も整い、予定通り
胚盤胞移植を行い、判定は陽性。
その後は着床補助の治療に切り替え経過観察中
【考察】体質改善や子宮周囲の循環改善の治療を行っても、その回数が少なすぎる
もしくは治療期間が短いと効果は出にくいと考えられる