【現病歴】結婚後、仕事との兼ね合いから避妊していた。その後妊活開始。夫婦生活を営むも妊娠しないので、婦人科を受診。検査で卵管閉塞が発覚したため、タイミング療法後から体外受精へステップアップした。採卵1回、移植1回行うも妊娠陰性。凍結胚移植を予定しているいることから、HPで当院を検索し、来院した。

 

【その他症状】下腹部と足の冷え、首肩こり。時々頭痛。

 

【治療・経過】週1回のペースで鍼灸SL併用療法を行った。当院で4回治療後に凍結胚移植を行うも妊娠陰性。その後も凍結胚移植を予定しているため、引き続き治療を行った。妊娠・出産を受け入れる体づくりのために、冷えと首・肩こりの治療を行った。そして、腹部の硬さもあったのでこちらもアプローチした。凍結胚移植を行うことから、不妊カウンセリング学会に投稿した報告に基づき、着床サポートを目的とした治療を行った。当院で20回目の治療後に胚盤胞移植を行い、妊娠陽性となる。その後も心拍確認まで治療を継続し、コロナウィルスの感染予防対策のため、卒業した。