【症例】43歳 女性 不妊症
【現病歴】X-3年3月結婚、同年6月治療のためクリニック受診、9月に体外受精を行い陽性出るも5週で流産、X-2年2月クリニック転院、体外受精行い陽性出るも6週で流産、体質改善を希望しX-2年7月当院受診
【所見】AMH0.19ng/ml FSH 11.7 E2 26 足の冷え 肩こり
【治療・経過】初診時、流産後月経がなかったため卵巣の循環改善を目的とした施術を行った、5回目受診時には月経がおきていたため採卵に向けて、卵巣の循環改善目的の施術を継続、2ヵ月後採卵行ったが空胞。その後しばらく遺残卵胞や空胞が続いたがX-1年2月無事採卵でき1個胚盤胞到達により凍結、次周期移植を行ったが陰性。X年4月4個採卵、うち1個が胚盤胞到達。続けて採卵希望だったため施術は卵巣の循環改善を行った。結果が出ないため、X年6月に移植する方向に方針を換え、子宮周囲の循環改善を目的とした施術を行った。結果は陽性、その後は9週目まで流産防止の施術を行い、施術終了。
【考察】長い期間、卵巣の循環改善を目的に施術を行ってもなかなかいい結果には結びつかなかった。そのため、局所の循環改善だけでは難しいと考えられる。