鍼治療の有無による流産率の比較をデータを元に解説

不妊治療を経てやっと妊娠したのに、「妊娠中に鍼治療をやって大丈夫なの?」とおっしゃる方が時々いらっしゃいます。

当院が所属しているJISRAMの会員鍼灸院である明生鍼灸院(名古屋市)の木津先生が発表した以下の報告について許可を頂いているので共有させていただきます。

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鍼治療と流産の関係

こちらの報告によりますと、

・鍼治療を行った群の流産率26.6%
・鍼治療を行わない群の流産率24.8%

ということで、この2群間に有意差はなかったとのことです。

すなわち、「鍼治療したから流産した」とは言えないということです。

おそらく流産の原因で染色体異常が多いのではないかと思われます。

染色体異常は薬を飲んでも、鍼治療しても変わることはありません。

なので妊娠後も安心して鍼治療を受けることができます。

妊娠後も鍼治療を受けることのメリット

むしろ鍼治療を行うことで

つわり症状の軽減(急に症状が軽減して「赤ちゃん大丈夫かな」と心配されるかもしれませんが心配無用です)
腰痛などマイナートラブルの軽減
安産鍼灸
逆子鍼灸

など妊婦さんにもメリットがあります。

きむら鍼灸では妊娠後の鍼灸治療も行っております。

妊娠中は使えないお薬が多いので、薬を使わず体調を改善したい場合は、おツインにお気軽にぜひご検討ください。

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