こんにちは。きむら鍼灸・自治医大前鍼灸院の木村です。

本日は不妊カウンセリング学会の学術集会に参加してまいりました。

今回は「不妊チーム医療と鍼灸の役割」というテーマのもと、

木村は「鍼灸近赤外線併用療法が子宮内膜肥厚に寄与するかー7名9症例」の発表を行いました。

 

発表中の私(木村)です。

 

おそらくフロアからのご質問に対するやり取りをしているものかと思います。

 

発表内容についてですが、端的に言いますと、鍼灸と近赤外線(当院ではスーパーライザーを使用)を併用することで、子宮周囲の循環が改善でき、子宮内膜肥厚につながるのではないかということを、これまでの症例をもとにお話ししました。
※薄い子宮内膜の病態には子宮放射状動脈血流低下が重要な因子として関与している、という報告があります

特に胚移植を予定していて、「子宮内膜が厚くならない」とお悩みになっている方は、ぜひ当院へご相談ください。

私は少しでも早く患者さんの悩みを解決したいと常々考えています。データの積み重ねと検討することで、良い治療ができるものと考えております。そして効果が期待できることがあれば、発表していく姿勢が大切だと考えております。患者さんが納得・安心して施術を受けられるからです。もし自分が患者さんだったら、研究熱心で悩みを解消してくれる治療院に行きたいと考えます。その際は東洋医学の専門用語ばかりを使ってあいまいにすることなく、医療関係者や患者さんが納得できる説明・治療が重要と考えています。

こちらは今回の鍼灸の役割・効果の分野における発表者です。
左より柿内先生、私木村、内名先生(いずれもJISRAM会員)と、座長の栗林先生です

 

こちらは所属するJISRAM会員の先生方とのランチです。JISRAMは生殖鍼灸の手法・効果を追求する純粋な学術団体です。実際今回発表した、鍼灸の役割・効果などの4演題のうち3題はJISRAM会員の発表でした。

 

生殖(不妊)鍼灸を受けるならば、JISRAM加盟院が絶対おすすめです。理由は生殖鍼灸に真剣に取り組む先生方で構成された組織ですので、年3回の研修があったり、会員間の情報交換が密です。当然アップデートされます。JISRAMは複数の生殖専門医からの推薦されています。一人鍼灸院で外からの情報がないと、アップデートされず、いつまでも同じことをやり続けることになります。これでは日々進化、多様化する不妊治療に対応できません。詳しくはJISRAMホームページをご覧ください。https://jisram.com/


※注意していただきたいのは、治療費は自費ですとどうしても言い値になるので、治療内容、施術者の実績・経験と比例しないのが実情です。特に地域の平均よりもかけ離れた費用(高い・安い問わず)で行っていたり、国家資格のない不妊整体(特に●●協会認定など、あたかも公的な表現をしているところ)は注意しておいたほうが無難です。あなたの大切な体を国家資格を持たない無資格者に対応してもらいたいですか?必ず、資格はチェックしておいたほうが無難ですね。

今回不妊カウンセリング学会で得てきたことを治療の場で落とし込めるようにしていきます。
今後ともよろしくお願いします。