こんにちは。木村です。

今回は妊活におけるメラトニンについてです。メラトニンとは間脳の松果体というところから分泌される睡眠のホルモンです。ビタミンEの2倍の抗酸化作用があります。妊活においても、メラトニンを摂取することにより、採卵の際の卵子回収率の上昇、顕微授精における受精率の上昇などの報告があります。

メラトニンを摂取するには、きっと現代の生活では難しいかもしれませんが、22時~2時に寝ているのが良いです。
24時以降も起きているとメラトニンの分泌量が減少します。22時だからベッドの上で横になって、ついつい電気付けて本読んだり、スマホ見たくなりますが、それでは意味がありません。22時から明かりを消して光を浴びないことがポイントです。(結構難しいかも・・・)

そこでメラトニンを内服しようという発想になる方がいるかもしれませんが、そこにもいくつか注意点があります。

・国内では、医療用で処方希望の場合、医師の処方が必要になること

長期的に内服することで効果が期待できます。卵子が排卵に向けて3~4か月前から準備を始めることを考えると、採卵の予定がある場合、最低でも4か月前からは始める必要があること

・糖尿病やてんかんなどの病気、現在の服薬状況により併用できない場合があること

メラトニンを服用したい場合は主治医に相談されることを強くおすすめします!!
(個人での海外輸入でメラトニンを手に入れるのは心配がついてくるので、おすすめできません。)