今日は、予防接種についてお話しますね。
昨年、全国で約40人の赤ちゃんが、「先天性風疹症候群」で出生しました。
妊娠初期に、初めて風疹ウィルスに感染してしまうと、
お腹の赤ちゃんに心疾患や難聴、白内障などの重い障害や奇形が高い確率で
出てしまう病気を「先天性風疹症候群」といいます。
風疹は、風疹ウィルスの飛沫感染によっておこる感染症。
主症状は、発疹、発熱、リンパ節の腫れ。
「三日ばしか」と呼ばれるように、発疹も発熱も3日間で治まります。
先天性風疹症候群を防ぐためには、
妊娠を計画する段階から、
風疹抗体検査を受け、自分の抗体の状態を知ることが、大切です。
また、
抗体が少ない場合には、風疹ワクチン接種を行い、万全の準備をしましょう。
風疹ワクチンの接種には、注意事項があります。
妊娠している女性はもちろん、
妊娠の可能性のある女性は接種できません。
そして、
接種後2ヶ月の避妊が必要です。
宇都宮市では、
毎日11時~12時、宇都宮保健所2階にて無料で風疹の抗体検査ができます。
この機会に、ぜひ、各市町村にて、ご確認ください。