【主訴】
挙児希望
【既往歴】
チョコレート嚢胞、子宮筋腫(手術済み)
【現病歴】
X‐7年結婚。X‐3年に子宮筋腫があることからクリニックに通院を開始する。
X‐3年8月から大学病院に転院し子宮筋腫とチョコレート嚢胞の手術を行う。
X‐2年9月に体外受精1回目行い、胚盤胞移植1~3回行うも妊娠反応陰性。
X年当院に来院。約2か月後に胚盤胞移植を控え、何かできることはないかと考え、当院ホームページを見て来院。
【その他症状】
仙骨付近の腰痛
【治療方針】
凍結胚盤胞移植予定があるため子宮循環改善と免疫寛容を目的として治療を行う。
【治療経過】
SLにて星状神経節と大赫へ照射。
下腿と仙骨上に低周波鍼通電療法を行う。腰痛と仙骨付近の痛みに対する治療も随時行った。
鍼灸SL併用療法は5~7日に一回のペースで45回行った。
その後胚盤胞移植を行い、その後妊娠反応陽性、胎嚢を確認した。
【考察】
胚盤胞移植に向けて子宮循環改善の治療を中心に行ったことで着床しやすい子宮環境につながったと考える。
腰痛や肩こりなどの治療も並行して進めたことが体の妊娠力の底上げにつながり、
良い影響を与えたのではないかと推測する。