こんにちは自治医大前鍼灸院スタッフの島です。

六月も中盤に入り、梅雨のお天気模様も日に日に深まっていくのを感じます。

さて、そんな浮かない天気と気分が重なるこの時期は、

患者さんから体調に関するお悩みも多く寄せられています。

 

中でも多くお聞きしたお悩みが、不眠です。

当院では不眠感を訴える患者さんによく、おでこの鍼を打つことがあります。

おでこは眼精疲労や不眠、頭痛、顔面のだるさ、気分の沈みなどの症状を訴えた患者さんに対して

鍼を打つことが多い場所ですが、初心者の方には少しハードルが高い場所になります。

それは、もし内出血した際に、マスクで隠れない場所というところが大きいのではないでしょうか。

では実際、おでこに鍼を打つとどうなるのか、比較してみました。

①男性

 

②女性

 

 

個人差はありますが、おでこに鍼を打つとこんな風になります。

だいたい内出血は1~2週間で消え、痛みなどが残ることも少ないです。

内出血や赤みが出る程度に関しては当日の体調による影響も大きいので、

鍼治療を受ける前日は、よふかしや過度の飲酒を控え、よく睡眠を取ることが大切です。

ちなみにこの後二人とも内出血や赤みが残ることはありませんでした。

 

また不眠を訴える患者さんが増えた原因は、季節の変わり目で、4月、5月から冬用寝具から夏用寝具へ切り替えたのはいいものの、

涼しい布団で寝ていたら梅雨時期にいきなり冷え込み、体調を崩すというケースが多いようです。

確かにこの時期は湿度が高い分、通気性の良い夏用寝具はじめじめしなくて快適です。

ただ、妊活中の方は夜間の冷え対策として、薄手の毛布や掛け布団を一枚用意しておき、

冷えやすいお腹や足に部分的にかけるなどして、暑さによる寝苦しさと冷えの対策をしましょう。

しかし、寝具を工夫しても、夜に寝れない習慣がついてしまうとなかなか寝つきの悪さは

改善しにくくなってしまいます。気になる症状はお早めの治療をお勧めします。

 

また、この症状って鍼効くのかな?そんな疑問がある方はぜひ担当の施術者にご相談ください。

当院の鍼灸施術の適応症状一覧はこちら→鍼灸適応症状

それでは梅雨の時期の体調にもお気を付けください。島でした。