【症例】31歳 女性 不妊症
【現病歴】X-4年結婚、X-3年に不妊専門クリニックにてPCOS（多嚢胞性卵巣症候群）と診断、その後タイミング法にて妊娠したが、１５週に流産、X-2年クリニック転院、タイミング法とAIHを行うも結果は出ず、X年体外受精にステップアップし採卵1回、移植2回、結果は陰性。次回の移植に向け体質改善を希望し当院受診。
【所見】PCOS 内膜薄い 浮腫み 冷え
【治療・経過】X年6月初診時、8月に移植を控えていたため子宮周囲の循環改善を中心に施術を行った、同施術を5回ほど行ったところで受診後２回目の月経周期が来たところで移植周期になり、生理８日目で内膜が８㎜とのことで施術を継続、生理２１日目移植当日には、内膜９㎜で無事移植。結果は陽性。胎嚢、心拍確認したところ多胎との診断。クリニックより自宅安静と言われたため治療終了。
【考察】鍼灸治療によって冷えが改善し、子宮周囲の循環を改善することによって子宮内膜にも良い結果を与えると考えられる。
