【症例】27歳 女性 不妊症

 

【現病歴】X-3年結婚 同時に卵巣嚢腫が見つかり手術

     X-2年5月よりクリニックに通院しながらタイミング法開始

     ホルモン値 FSH9、6 LH2,8 PRL18,2 AMH1,73ng/ml

          結果は出ず

 

     X-1年2月よりAIHにステップアップし、4回実施したがすべて陰性

     同年10月よりIVFにステップアップしショート法にて採卵

     採卵数13 受精卵1 凍結1(胚盤胞4BB)

     11月に移植と体質改善のため当院受診

 

【所見】手足の多汗 多夢 中途覚醒 肩こり 足の冷え

 

【治療・経過】

     初診時、睡眠障害や多汗もあったため自律神経調整のため全身の

     循環改善を目的とした施術を行った

     2回目からは自律神経調整と移植に向け子宮周囲の循環改善を目的

     とした施術を5回目まで行った

     6,7回目からは移植後のため着床補助の施術を行った

     8回目の受診時に判定結果を聞くと陰性とのことで次回の採卵に向け

     卵巣の循環改善を目的とした施術に切り替えた

     2周期はカウフマン療法で卵巣を休ませる時期だったがその間も施術は継続

     16回目まで同施術を行い今回はアンタゴニスト方での採卵を行った結果

     採卵数15 受精卵3 凍結3(胚盤胞3 4AB、4CC、3CC)

     凍結し次周期胚盤胞移植予定のため17回目の施術からは子宮周囲の循環改善

     目的の施術を行っている     

    

【考察】自律神経を調節し、睡眠を改善し、適度な周期卵巣の循環を改善することにより

    卵質にも影響を与えると考えられる