【症例】53歳 男性 低音性難聴

 

【現病歴】X年7月、1週間前から右耳で低音が聞こえにくく、両側の耳に高音の耳鳴りが出たため、耳鼻科を受診、低音性難聴と診断された。薬(アデホスコーワ、メチコバール、イソバイド)を処方されたが、変化なく本院受診。

 

【所見】充血、不整脈、耳鳴り、自声強調、頚肩部のこり

 

【治療・経過】初診時、交感神経の抑制と耳周囲の循環改善および頚、肩の筋緊張緩和を

目的とした治療を行った。

施術2回目での問診時には右耳の聞こえづらさと違和感がなくなっており、日常で困る感じがないため、その日で治療終了。

その後月に一度は頚肩の予防に受診継続。

 

【考察】自律神経の乱れだけでなく、筋肉の凝りも難聴に影響をあたえていると思われることから、自律神経の調整だけでなく、周囲の筋肉も緩和することが重要だと考える。