【症例】29歳 女性 不妊症
【現病歴】X-2年結婚、同年9月にクリニック受診、タイミング法とAIHを一度行い
X-1年5月に体外受精を行うため、体質改善のため当院受診
FSH 9,23 LH 3,50 PRL20,58 AMH0,39ng/ml
【所見】腰椎ヘルニア、すべり症 足の冷え 全身の多汗
【治療・経過】
初診時、自律神経調整と採卵に向けての卵巣の循環改善に対する施術を
行った。その後、5月の採卵まで4回ほど同施術を行った。
採卵結果、採卵数9 受精卵数6 凍結数5 1個を4分割新鮮胚移植
を行ったため前日には子宮周囲の循環改善に対する施術を行った。
結果は陰性。その後8月に桑実胚にて移植結果陰性
X年2月に移植に控え子宮周囲の循環改善を中心に施術を行い6分割1個
4分割1個を同時移植結果は陽性、その後GS確認前に化学流産。
【考察】
採卵までの日数が短く鍼灸効果が期待できなかったが移植に関しては充分な期間
循環改善に対する施術が行えたため、子宮の循環が改善され着床にいたったと
考えられるが染色体異常に関しては鍼灸効果は期待できないと考えられる