【症例】34歳 女性 挙児希望

【現病歴】

X-11年11月結婚、X-7年12月卵巣嚢腫切除(妊孕性温存)

X-6年不妊クリニック受診、数回のタイミング、AIH(人工授精)

その後、同クリニックでIVF(体外受精)にステップアップし、陽性が出るも

化学陽性のため流産、他2回IVF実施するも、陰性。

それにより、クリニック転院。

【所見】ストレス過多、下腹部と下腿の冷え、下腿のむくみ、頸部から背部にかけての筋肉の緊張

【治療、経過】反復不成功が続いていたため、育卵のため卵巣の循環改善の治療と自律神経の調整を目的とした施術を行った。X-1年12月4つ採卵、そのうち3つが受精、9分割1つ、胚盤胞2つ(4AB、3BB)。3つ凍結しX年3月に9分割1つを移植、

結果は陰性。その後、4月に胚盤胞移植を控えていたため、子宮の循環改善を目的とした治療に切り替え、移植の結果、陽性。その後、着床補助と流産防止の治療を行う予定であったが、つわりがひどく自宅で安静にしてもらうこととなった。

【考察】鍼灸治療を行うことで自律神経が調節されストレスが軽減、子宮の循環改善を行うことで着床率に変化が起こる可能性が考えられる。