【症例】46歳 女性 不妊症 

 

【現病歴】X-7年結婚、結婚を機に同年クリニック受診、2,3周期のタイミング法を

     実施、結果がでずAIHにステップアップ、5回行うもいずれも陰性

     X-2年3月体外受精にステップアップ卵巣刺激法はショート法で行った

     採卵数4 受精卵3 凍結2 4分割新鮮胚1個移植、結果は陰性

     5月に凍結胚4分割2個を同時移植、結果陰性

     同年8月同刺激法で採卵、採卵数3 受精卵2 4分割新鮮胚2個移植

     結果陰性

     X-1年9月同刺激法により採卵、採卵数2 受精卵1 凍結1

     同年10月に凍結胚4分割1個移植 結果陰性

     同年11月に次の採卵へ向け体質改善を希望し、当院受診

     

【所見】軽度の肩こり、自覚はないが足の冷えが強い、ストレス

 

【治療・経過】初診受診時クロミッドでの排卵誘発を行っていたので、冷えに対する

       施術と卵巣周囲の循環改善の施術を行った。

       その後、同施術を行って卵巣周囲の循環改善を中心に施術を行った。

       6回目の施術の際の問診では卵胞が育っていないためリセットし

       今後1周期ほどカウフマン療法を行うとのことでその間も同時に施術を

       行った。

       2月に卵巣刺激を開始、今回もショート法とのこと、

       同施術を採卵日まで行った。

       結果、採卵数2 受精卵2 凍結2(2PN)

 

【考察】

    一定期間、鍼灸施術によって自律神経を整え卵巣周囲の循環を改善することによ

    り卵質の向上がみられると考えられる